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音楽療法がスピリチュアリティのためにできること?

Posted by きーこしょ on 12.2012 実習 セミナー・セッション   2 comments   1 trackback
ただいまっっっっっっ 

生きてますよ~生きてますよ~

精根疲れ果ててはいますが。笑 
今学期、少し授業の量を減らしたつもりなのに、相変わらず忙しくて疲れが半端ないです。

ブログもなんと1か月放置してしました。すみませんっっ 


この1か月いろいろありました~ ゆっくりcatch upしていきたいと思います。

まず今日は、実習のこと!!


今学期の実習は、以前も実習させてもらったことのある老人ホーム(もっといい名前ないのかね?)です。初めてのセッションの日は、イースター前の木曜日で特別なミサがあったので、予定されていた人数より大幅に少ない2名のクライアントさんがセッションに参加しました。

1人は後期認知症を患っていて、あとの1人は後期パーキンソン病と併せて認知症の症状も見られました。ほとんど体を動かすことができないことに加え、内容・意味のある双方向の会話をすることも困難でした。
(キリスト教系の施設なので、意思表示のできるクライアントは全員ミサに参加したようです)

まったくと言っていいほど、コミュニケーションがとれないクライアントさんとセッションするのは初めてで、セッション中はずっとこういう場合は音楽療法は何ができるんだろ??とずっと疑問に思っていました。
スーパーバイザーはアセスメントもかねていたようで、いろいろな種類のアクティビティをこなしていきましたが、その中で、オートハープという楽器を使ったときのこと。

私はパーキンソン病を持つクライアントさんの隣にいてアシスタントをしていたんだけど、そのクライアントさんは目をつむったままなんだけど、手をオートハープに少しかけてもらった状態で、私とスーパーバイザーで周辺の弦で簡単なパターンを弾いていると、クライアントさんが目を開いたっ

オートハープを弾き続けると、そのクライアントさんはさらに目を見開いて、私としっかりと目を合わせました。主観的な感想だけど、何かを訴えられてかのような気がしたほど、強い視線でした。

それだけではなく、オートハープをひとまず弾き終えて、クライアントさんの手をオートハープから降ろして元の位置の戻そうとすると、私の手のひらを3度、オートハープを弾くように引っ掻いたっ

この引っ掻く動作が、このクライアントさんがこのセッション中に起こした唯一の自発的な動作でした。



このセッションのあと数日間、ずっとあのクライアントさんのあの強い目を何度も思い出しました。思い出すたびに、涙がこみ上げてきて、ああいうクライアントさんのために音楽療法ができることはなんなんだろうと、考えるようになりました。

機能を向上させたり維持したり、またはリハビリして取り戻そうとしたりという、科学的で測定可能な領域を超越しちゃってる分野。もしかして、こういう領域のことを、スピリチュアリティっていうのかな?と、スピリチュアリティのための音楽療法というものを初めて意識しました。

ここでいうスピリチュアリティって、昔流行った前世とか守護霊とか見えるおじさんたちがいうスピリチュアリティとか少し違います。


スピリチュアリティって、あまりにも漠然とした領域なので、とりあえず関係しそうな本のチャプターとか、論文とか目を通してみると、いろんな定義があって....

(この論文は音楽療法とスピリチュアリティについてのリテラチャーレビューで、よい導入となりました
Lipe, W. A. (2002). Beyond therapy: Music, spirituality, and health in human experience: A review of literature. Journal of Music Therapy, 39(3), 2002, 209-240.

私は新しい分野の音楽療法の出会う度に、その分野の文献を根拠に、自分のだいたいの方針の理論立てをするんだけど、このスピリチュアリティという分野、こんな20代の若造が取り扱えるような分野じゃなさそう。そして、日本生まれで自分の宗教もあまり意識せずに育ってきた私には、さらに難しそう。


なかなかはっきりした指針が立たないんだけど、とりあえずあのクライアントさんには、セッション中にリラックスしてもらうこと(呼吸数などで観察)、心地よくて興味をそそるような音楽的刺激を感じてもらうことを目標にしようということになりました。

この前は、ベルのような音のする小さいザイロフォンを都節(E,F,A,B,C)にして、"さくら さくら"を唄いながらザイロフォンで即興伴奏していました。
すると、セッション前からずっと目をつぶったままだったんだけど、また目を開いて、しかもまた目を合わせた
マレットを握るようサポートすると、何度か自分で手首を動かして音を鳴らすこともしました。

次のセッションでは、オートハープを使ったアクティビティのときに、また目を開いて周囲を確認するように視線を動かしていました。


目を開いてもらうことがいいことなのか? 侵襲的ではないか? と不安もよぎるんだけど、コミュニケーションが取れない限り、何とも言えないえません。

でも、回を重ねるごとにクライアントさんの視線がやさしくなっているように感じます。

何事も根拠がないと動けない頭でっかちの私だけど、今回ばかりは、(クライアントさんの呼吸数とか筋肉の緊張具合とか客観的な根拠をなるべく集めることに加えて)、自分の主観的・直観的な感想も取り入れるようにしています。

あのクライアントさんが、もし音を認知しているなら、私たちのするセッションを楽しんでもらえてればなと思います。(目を見開くのが、認知していてそして音に興味を持った証拠ならいいな!!)

もし認知していなくても、あのクライアントさんが、音楽を魂とかそういうレベルのところで楽しんでくれてればいいなと願うばかりです。




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お久しぶりです~。言葉の不思議のkayです。
左の脳・脳とことばで紹介されている教科書、わたしの
大学院のクラスで使いました。今も愛用してます。
とてもいい教科書だと思います。
今回の記事、ちょうど今パーキンソン病の患者さんと
セラピーをしているので、興味深く読みました。
美しい音楽が心に響いて、それが筋肉をリラックスさせ
呼吸を整え、心安らかになる、というのは
本当にあると思いますよ!
自分で筋肉の状態をコントロールできないので、それを
外からの刺激で良い状態にもっていく。
わたしはタッピング(ひざを手でとんとんとたたいて
リズムをとる)でスピーチ改善を試みています。
2012.05.27 22:50 | URL | kay #iJVVSJm2 [edit]
kayさん、こんにちは!!コメントありがとうございます!!

言語聴覚士さんもパーキンソン病の患者さんを持つんですね!先学期もパーキンソン病のクライアントさんを担当したのですが、言語聴覚士さんが使うアセスメント方法や、技法(タッピングも含め)などなど、すごく興味があります。

音楽は、歩行訓練や言語訓練にも応用されるそうなのですが、言語訓練の場合は言語聴覚士さんの指導を仰いだら、より良いトリートメントになりそうですよね!!
2012.06.28 19:46 | URL | 塩川 #- [edit]


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ただいまっっっっっっ 生きてますよ~生きてますよ~精根疲れ果ててはいますが。笑 今学期、少し授業の量を減らしたつもりなのに、相変わらず忙しくて疲れが半端ないです
2012.05.17 16:41 まとめwoネタ速neo

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きーこしょ

Author:きーこしょ
Marylhurst大学,音楽学部音楽療法学科にて4年間のコースワークを修了。現在、有限会社Earthtones Music Therapy Serviceにて音楽療法インターン中。

将来的に脳科学に根拠をもとめた音楽療法を専門としたいと思って、アメリカの4年制大学に留学し音楽療法を専攻しています。

このブログでは、実習の様子や、授業の内容など、アメリカでの音楽療法士育成の現場を、生徒の目線から、留学生の目線から、お伝えしていきます。

このブログが音楽療法に興味のある方、留学を考えている方などのお役に立てれば光栄です。

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