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精神保健のための生物医学的音楽療法?

Posted by きーこしょ on 19.2012 音楽療法専科   2 comments   0 trackback
そういえば、記憶の片隅に置き忘れていたことがあった!!

....先学期履修していた、精神分野の音楽療法のクラス。

冬学期に履修した成人分野の音楽療法がすごく勉強できる授業で興奮気味でブログ更新してたから笑、春学期の精神分野のクラスについてもたくさん記事書こう~と思ってたんだけど、結局一つ書いただけで何も書いてなかった!


学期の前半は、クラスで集まって、一通り精神疾患について勉強したり、いろんなエクスペリエンシャル(模擬セッション?)をしたり、オレゴン州立病院の精神科病棟で働いてる音楽療法士さんがお話に来てくれたりしました。

学期の後半は、
いくつかの精神保健における音楽療法アプローチについて、グループごとに勉強して、まとめとして学期末にプレゼンテーションをしました。


でもね、結論から言うと、この授業、残念極まりない授業だった~

先生の授業計画がひどすぎだし、先生が私たちに求めてるものが意味不明で、宿題うまくできずに音楽療法の授業で初めてBをとるという屈辱を味わい....だから、記憶の片隅にしまってしまったんだと思う笑。

Marylhurstでこんな質の悪い授業、初めて受けました
まぢ授業料、返してほしいよ 


逆に、何かを人に教えて、その人のなかで成長を促すって、難しいことなんだな~と思いました。
Marylhurstで教えてる他の先生たちが、上手なだけなんだね



まぁ、ぐちぐち言っちゃいました。お気持ち損ねてしまったら、ごめんなさい。笑

とりあえずこの授業で何をやったかだけ書いておこう!

グループワークは、

Psycho-dynamic Music Therapy(精神力動学的アプローチ)
Biomedical and Neurological(生物医学・脳神経学的アプローチ)
Resource Oriented Music Therapy
(リソースオリエンティッド音楽療法:クライアントさんのなかに今現在あるresource=素材に重きを置くアプローチ)
Community Music Therapy
(コミュニティ音楽療法:個人というよりはコミュニティの、音楽活動を通しての変容に重きを置くアプローチ)

の4つのアプローチから1つ選んで、グループで勉強して、最後のプレゼンテーションするというものでした。
授業を取っていたのが7人と少数だったので、今回は、Psycho-dyamicとBiomedicalの2グループに分かれることに。

私は最後まで迷ったんだけど、人数の関係でBiomedicalになりました~


準備期間中は、先生が自分たちのアプローチに関係する文献を指定してくれるので、それを読んできて、グループでディスカッションをしたり、文献から勉強したことに基づいて模擬セッションをやったりしました。

"Biomedical Music Therapy"(生物医学的音楽療法)という言葉は、
Biomedical Foundations of Music as TherapyBiomedical Foundations of Music As Therapy
(1997/12)
Dale Taylor

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の著者であるTaylor博士が使い始めた言葉で、ペインコントロールや、身体機能のリハビリ、そして不安や感情などの分野を、生物学的・生理学的・神経学的な側面から見てみようというアプローチらしいです。

上の本を全文読まなくても、エッセンスは
Introduction to Approaches in Music TherapyIntroduction to Approaches in Music Therapy
(2004/01/31)
Carol Achey、Kenneth Aigen 他

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の11章にわかりやすくまとめてあって、私たちはこちらを読みました。

Biomedical Music Therapyというのは、脳が治療の基本的目的であり、音楽療法の効果を神経生理学に基づいて解釈するという、あらゆる音楽療法に対する"見解"なんだそうです。(Achey & Aigen, p.162)
ノードフ・ロビンスとか、コミュニティ音楽療法のように、確率されたメソッドではなくて、いろんな音楽療法に対して、神経学にどう理解するかというアプローチってことだね。


また、以前紹介した
Music Therapy in the Treatment of Adults With Mental Disorders: Theoretical Bases and Clinical InterventionsMusic Therapy in the Treatment of Adults With Mental Disorders: Theoretical Bases and Clinical Interventions
(2005/09/30)
不明

商品詳細を見る

の6章Toward a Cognition-Affect Model in Neuropsychiatric music Therapy(神経精神医学における認知・情動モデル)にも、精神神経学的な音楽の効果が書いてあって、こちらもグループで読みました。

あとは、Emotional sounds and the brain: the neuro-affective foundations of musical appreciation(感情の音と脳: 音楽鑑賞の神経情動的基礎)という論文も。


ここまではよかったんだけど、その後先生がもってきた論文がまったくBiomedicalに関係なくて、私たちのグループは混乱に陥ることに笑。先生自身Biomedicalモデルをちゃんと勉強したことないし、もってきた論文も「Biomedicalっぽい~」って持ってきただけで読んでなかったみたい...授業料返せ、このばばあ!と何度つぶやきそうになったことか...


自分たちで文献探しを始めてからは、
認知行動療法とか、ずっと使われてきてメジャーな精神療法の効果の、脳神経学的な根拠はちょっとずつわかりつつあるみたいだけど、(参照:Does Cognitive Behavioral Therapy Change the Brain?)、"認知療法を応用した音楽療法の効果"となると、まだ研究が進んでないみたい、ということがわかりました。

(もしかしたら、私たちで見つけられなかった文献があると思うので、もし何かおすすめがあったら教えてください!)


私たちはこういうのを求めていたんだけど、もう少し待たないといけないみたいだね。
生きているうちに、わかるといいな!がんばれ研究者の方々


精神療法としての音楽療法の生物学的根拠を見つけることはできなかったけど、プレゼンテーションはそれとなーくまとめて、なんとか終えることができました。笑


先生の授業力不足には不満の残る授業だったけど、
脳神経学に基づいた音楽療法をするのは自分の目標なので、精神療法に関する神経学的な知識が深められただけでもよしとするかなっ。



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塩川さん、お久しぶりです。ご無沙汰しておりました。
就職をしてからこちらの記事を読むことはあってもコメントを残すことは少なく…
読むたび納得したり共感したり、新しい発見をいただいております。
本当にありがとうございます。

わたしは大学在学中に数回、コミュニティ音楽療法の上演に関わりました。
コミュニティって本当にいろいろな枠があって、この一つの言葉におさまりきることのできないものを感じたりもしましたが、コンサート上演に至るまでに体験するすべてはとても得難いものだと感じます。何度しても飽きないです。
やはりセラピーというものは人間同士の相互関係で作り上げられるものだということを何度も認識しました。同じ曲を演奏しても、その過程が違うんです。

何が書きたいかあやふやになってまいりました。すみません。
これからも折りを見ていろいろ書きこませてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
2012.07.20 22:07 | URL | 眞田藍 #JDFaEZcg [edit]
就職されたんですね!おめでとうございます◎

そして、お忙しいなかでも、ブログを読んでくださって、ほんとうにありがとうございます。新しい生活のなかでも、ぜひご自分を大切に、がんばってください◎


日本ではかなりコミュニティ音楽療法がポピュラー(?)になっているのでしょうか。日本で働いてるいくつかの音楽療法士さんの口から何度もその言葉をお聞きました!

授業中の先生の説明ではあまりつかみきれなかったので笑、もう少し詳しく教えていただけると嬉しいです!セラピストの役割はどういうものになるんでしょうか?コミュニティの一員としてだけど音楽的にリードするんでしょうか?音楽イベントとコミュニティ音楽療法の違いは、そういう点なんなんでしょうか!?

興味津々ですっ!!

これからもよろしくお願いいたします。
2012.07.21 16:58 | URL | 塩川 #- [edit]


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きーこしょ

Author:きーこしょ
Marylhurst大学,音楽学部音楽療法学科にて4年間のコースワークを修了。現在、有限会社Earthtones Music Therapy Serviceにて音楽療法インターン中。

将来的に脳科学に根拠をもとめた音楽療法を専門としたいと思って、アメリカの4年制大学に留学し音楽療法を専攻しています。

このブログでは、実習の様子や、授業の内容など、アメリカでの音楽療法士育成の現場を、生徒の目線から、留学生の目線から、お伝えしていきます。

このブログが音楽療法に興味のある方、留学を考えている方などのお役に立てれば光栄です。

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