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やっぱりあった! 愛着形成のための音楽療法

Posted by きーこしょ on 01.2012 音楽療法全般   3 comments   0 trackback
この前の記事で書いてたペーパーは、先週1th draft(草稿?)が終わって、あとは少し手直しして出せば終わり!!

そこで、愛着形成のために音楽は何ができるんだろ?って疑問を持ったけど、調べたい欲に駆られ、もうひとつの心理学のペーパーに絡めてリサーチすることにwww

自分の興味も満たされるし、ペーパーもかけるという、一石二鳥


文献探してみると、いろいろ出てきたーっ♪

「幼児の音楽的素因(能力)」
Trehub, S. E. (2001). Musical predispositions in infancy. Annals of the New York Academy of Sciences, 930, 3-16.

「母と子の音楽的交流と感情のコミュニケーション -文献レビュー-」
Creighton, A. (2011). Mother-infant musical interaction and emotional communication: A literature review. Australian Journal of Music Therapy, 22, 37-58.

「母と子の愛着と歌を通した感情のコミュニケーション」
Atkinson, L., Benoit, D., Milligan, K., Poulton, L., & Trehub, E. S. (2003). Maternal attachment and the communication of emotion through song. Infant Behavior & Development, 26, 1-13.

「子守唄と遊び歌」
Bargiel, M., (2004). Lullabies and play songs. Voice: A World Forum for Music Therapy, 4(1). Retrieved from https://normt.uib.no/index.php/voices/article/viewArticle/149/125#

「幼児・両親間の愛着を促進するための音楽療法の利用」
Edwards, J. (2011). The use of music therapy to promote attachment between parents and infants. The Arts in Psychotherapy, 38, 190-195. doi: 10.1016/j.aip.2011.05.002

「母親の幼児との音楽的交流の構造」
Longhi, E. (2009). 'Songese': Maternal structuring of musical interaction with infants. Psychology of Music, 37, 195-213. doi: 10.1177/0305735608097042


読んでみると、赤ちゃんの音楽性にびっくらら仰天 

赤ちゃんって、やばく音楽的な生き物っ

(赤ちゃんは言葉がしゃべれないので、振り返ったりする行動を”好き”と解釈したりと、観察できる行動から赤ちゃんの気持ちを解釈する方法で研究してるみたいなんだけど)

2か月の赤ちゃんが短いメロディーを思い出して、知らない曲と知ってる曲を聞き分けられたり (Edwards, 2011, p.192)
赤ちゃんは話言葉より歌でのやりとりのほうが好きで、注意もよく続いたり (Creighton, 2011, p.41)
4か月の赤ちゃんはすでに協和音を好んだり (Bargiel, 2004)
あと、感情と音楽を結び付けたりもできちゃう (Bargiel, 2004)

などなど....
まぁ、こんな研究とかではなく、みんな、経験的に赤ちゃんの音楽性を知ってるかもね!

もしかして、うちの子、音楽の才能があるかも...と思う親御さんは多いんじゃないかな!?

私も、一番上の姪っ子が2歳ごろのときに、どんな言葉も音も正確な音程でコピーしてるのを見て、そう思いましたが笑、下の姪っ子も、近所の同い年くらいの赤ちゃんも、同じことができました


最近は、1歳半の甥っ子は、ひとりでに歌を楽しそうに唄い出してるし、それに私が加わると、かけあいもできるし、私のインターバルも正確にコピーしちゃう!フレーズの最後を主音で終わるように導くと、それで歌を終わるし。主音が終わる音ってなんとなくわかってるのかな??

一番上の姪っ子とは、森のくまさんの歌の歌詞を変えて30分以上も会話したことあったな笑

その姪っ子が言葉をしゃべらなかった首もすわってないころだったかな?ピアノでサンバを弾いたら、突然「きゃー!!!!」って叫んでとびっきりの笑顔で体を動かして、喜びを爆発させてたこともあったな笑

下の姪っ子は、「おばけなんてないさ♪」を、ほんとに怖そうな唄い方や楽しい唄い方など、感情豊かに表現仕分けてたりする

赤ちゃんって、言葉よりさきに音楽を上手に操れるし、そこに感情を取り入れることもできちゃう。



そして、
赤ちゃんは、お母さんの声に反応して顔を向けることでお母さんと目を合わせるし(Cozolino, 2006, p.100)、
あと特に高い声(女性の声)を好む(Creighton, 2011, p.41)んだって。


ってことは、赤ちゃんの持ってる音楽性、感情を乗せられるという音楽の特性を生かして、赤ちゃんの好きな声をもつお母さんが音楽を通して赤ちゃんと関わると、音楽は"感情のコミュニケーション"に大きく寄与できるかもってことだよね。


音楽療法として、お母さんと子どもの愛着形成を促す研究で、子守唄や遊び歌を使った音楽療法セッションを通して、赤ちゃんとのつながりについての認識が高まったり、その後赤ちゃんと音楽を使って関わる頻度が増えたりしたんだって。特筆すべきは、その対照として、音楽療法に参加しなかったお母さんたちは、認識が低かったり、赤ちゃんとのつながりが弱まったり、音楽的なつながりも減ったんだって (Vilsmas, 2007 in Bargiel, 2004)。


愛着形成の上で、もうひとつ特筆すべきなのが、
たとえば赤ちゃんが泣いたときに、お母さんが「どうしたのー?悲しいね!どうしたんだろ?あーそっかお腹すいたのー!?じゃぁミルク飲もうかー!」って、

赤ちゃんの中に湧き上がったaffect(情動)を、お母さんが、sensitive(こと細やかに)にresponsible(責任をもって)に反応してあげて、同調してあげて(attune)、それからcalm down(なだめて)あげる、Affect Regulation 「情動規制」が、愛着の役割のひとつらしいんだけど、

愛着が形成されて成長していくうちに、赤ちゃんはそういったお母さんの存在を内在化、心のなかに存在させることができるようになって、その心のなかのお母さんの存在によって、自分のaffectを自分で統制できるようになるんだって(Hart, 2011, p.56-57)。

お母さんは、赤ちゃんにとって、情動の、external(自分のなかにはない外にある)co(共同の)-regulator(調整する人)なんだね。

お母さんの歌を10分聞いたあとに、赤ちゃんのコルチゾール(ストレスレベルを測るときに利用される唾液中の成分)が変化したという研究もあるんだって(Shenfield and Trehub, 2000 in Trehub, 2001)。


もっともっと研究が進むのが必要だけど、
音楽を使った赤ちゃんとの関わりは、お母さんと赤ちゃんのつながりを強めることもできるし、情動規制にも一役買うことができるのかもね。


オーストラリアでは、Sing&Growっていうプログラムもあるんだって (Edwards, 2011, p.191)。
アメリカにも、Music Togetherっていうのが有名だよね。


こういう分野に音楽療法士だけが関わってるわけではないと思うけど、音楽療法がカバーしうる分野であることは確かだね。


やっぱり音楽療法が愛着形成に寄与できるとわかって、大満足のリサーチでした。
ごちそうさまでございました


だらだらと長くなってしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました♪

2012-08-005.jpg

Cozolino, L. (2006). The neuroscience of human relationships: Attachment and the developing social brain. New York, NY: W. W. Norton & Company, Inc.

Hart, S. (2011). The impact of attachment. New York, NY: W.W. Norton & Company, Inc.



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こんにちは。

プレイソングは、そのまま『遊びうた』でいいのでは?

日本では、古くからあるわらべうたなどは、その類いに入ると思います。

検索すれば、現代の遊び歌いっぱい出てきますよ〜♪


それから、事後報告ですが、この記事を私のブログにリンクさせて頂きました。
ちょうど赤ちゃんのピアノレッスンについて本を読んだところでしたので。
2012.09.02 21:28 | URL | kei #G.OvfUzE [edit]
おお! 恥ずかしながら、あそびうた という単語を知りませんでした。。。ほらね、私の日本語、やっぱりやばい!!!

とにかく、ありがとうございます!記事に訳語を追加しておきます。

日本の遊び歌、いろいろ見てみようと思います~♪


そして、リンク、ありがとうございます!これからもぜひ!笑
2012.09.02 23:56 | URL | 塩川 #- [edit]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012.09.07 23:28 | | # [edit]


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きーこしょ

Author:きーこしょ
Marylhurst大学,音楽学部音楽療法学科にて4年間のコースワークを修了。現在、有限会社Earthtones Music Therapy Serviceにて音楽療法インターン中。

将来的に脳科学に根拠をもとめた音楽療法を専門としたいと思って、アメリカの4年制大学に留学し音楽療法を専攻しています。

このブログでは、実習の様子や、授業の内容など、アメリカでの音楽療法士育成の現場を、生徒の目線から、留学生の目線から、お伝えしていきます。

このブログが音楽療法に興味のある方、留学を考えている方などのお役に立てれば光栄です。

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