Loading…

スポンサーサイト

Posted by きーこしょ on --.-- スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Melody, Rhythm can Rewire a Damaged Brain

Posted by きーこしょ on 09.2011 音楽療法全般   0 comments   0 trackback
朝日新聞 「米で政治集会中に銃乱射 6人死亡、女性国会議員が重体」

この事件、事件自体も衝撃的だったし、
亡くなった女の子が生まれたのが9.11だったり、
銃撃された議員さんの旦那さんが宇宙船に搭乗間近の宇宙飛行士だったり、
ペイリンがホームページで”銃撃マーク”つけてた、 
とかも報道されたので、まだ記憶に新しいかもしれません。

銃弾は彼女の左脳を貫通しましたが、彼女は一命を取り留めたそうです。


その彼女が、いま音楽療法を受けてるそうです。
脳機能回復のための音楽にも触れているので、この記事をピックアップします。


Music Therapy Helps Gabrielle Giffords
一般的に、(すっごく大胆にまとめると)、言語は左脳、音楽は右脳と言われています。

左脳は、言語や分析・計算など、いわば理論的で、”デジタル”という言われ方がすることもあります。
右脳は、空間図形や直感・創造性、そして音楽など、なんていうか、直感型って感じ?

もちろん、左脳と右脳は、お互いに連絡を取り合っているし、ひとつの人間の行動にどちらかの脳しかかかわっていないなんてことはないんだけど、わかりやすくまとめると、言語は左脳、そして音楽は主に右脳が担っています。

たとえば、「ウ サ ギ オ イ シ カ ノ ヤ マ」と一語一句、「読み」上げることができるのは、左脳。
一方で、あぁこれ「ふるさと」の出だしか!と思い出して、「♪ うさぎおいし かのやま ♪」とメロディとリズムにのせて唄うのは右脳。唄っているときに、「ウ のつぎは サ、 つぎはギ …」などと考えないでしょ?
左脳と右脳の働きの違いは、こんな感じ?


この原理を使うと、銃撃されたギフォーズさんのように、「言語の左脳」に損傷を受けた人も、「話す」ことを取り戻せることがあります。

「言語の左脳」にダメージを受けると、「ウ…サ…ギ…」と「読み上げる」ことができなくなる。
でも、「音楽の右脳」が残っているから、「ウサギ」という言葉の一語一句を読み取れなくても、メロディにのせて「唄う」ことはできる。じゃぁ、この「唄う」ことを、「話す」ことに応用するという発想だね。


たとえば、生活で必要な会話、「こんにちは」とか「Yes」とか、そういうものを歌詞にして、曲を練習していくと、それらの言葉が、「言える」ようになる。
でも、この「言う」という行動は、損傷を受ける前の脳の使い方とは少し違う。脳のなかの違う配線や部分を使って「言って」いる。


”Melody, Rhythm can Rewire a Damaged Brain”

メロディとリズムは、損傷を受けた脳を、「再配線」できるんだね。


脳の配線は、数える程度の訓練ではなされないので、こういうリハビリには、repetition(繰り返し)と、consistency(一貫性)が必要です。
私はよく姪っ子を外に連れ出すときに、近所の駄菓子屋さんに行くんだけど、それを何度も繰り返してたら、いつの間にか、姪っ子は、私に会うたびに、「けーちゃん!なかしま行こう?」って言う笑。これは、毎回、同じことを(consistency)繰り返し(repetition)してたせい。
リハビリは、患者さんも療法士も、辛抱強さが必要だね。


(辛抱強い療法士さんと患者さんの努力に涙が出ちゃう、この本、おすすめです!!
脳機能回復に焦点を当てた音楽療法の現場について、詳しく書いてあります。)

音楽で脳はここまで再生する―脳の可塑性と認知音楽療法音楽で脳はここまで再生する―脳の可塑性と認知音楽療法
(2008/05)
奥村 歩

商品詳細を見る





アリゾナ州やコロラド州には、脳機能回復に焦点をあてた音楽療法の研究所があるくらいんだんだけど、まだ、一般の人々には「skeptical=懐疑的」にとらえられているのが現実だそうです。

ギフォーズさんの音楽療法を担当している療法士マローさんは、その原因をこの記事のなかで、「music therapy」という名前がバリアーになっていると言っています。「It sounds childish.」とも。


私も、音楽療法のことを説明するときに、「療法」という響きが持つ誤解を解くのに苦労します。
日本では、「作業療法士」「理学療法士」というお仕事がちゃんと認め始められてきたのに、なぜか「音楽」と「療法」がくっつくと、「癒し~」的な印象を与えてしまうんだよね。
それは、「アロマセラピー」「アニマルセラピー」みたいな分野が存在することも影響してるのかな?って思いますが。


もちろん、そういう音楽の癒しの力を主眼に置いた分野もあります。ホスピスとか、精神療法とか。
私も悲しいときには、Bill Evansの「Peace Piece」聞くと、涙がすーっと出て心が落ち着くし、そういう音楽の力を否定しません。


でも一方で、それだけじゃない「音楽療法」もあります。
脳機能障害のリハビリ、発達障害を持った子のコミュニケーション訓練、学習障害を持つ子の学習の手助けなど、「音楽の要素を利用して、non-musical=非音楽的なゴールを目指す」音楽療法です。

私は個人的に、こういうのは「音楽リハビリ」って言ったほうが、日本では伝わりやすいのかなと思っています。


ギフォーズさんが回復されることと、そして様々な分野の音楽療法が認められ発展していき、救われる患者さんが増えることを願っています。








 にほんブログ村 健康ブログ 音楽療法へ  


  Related Posts


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://keikoshiokawa.blog113.fc2.com/tb.php/75-c5f924d8

WELCOME!

BLOG RANKING

ランキング参加中です
にほんブログ村 健康ブログ 音楽療法へ      (現在 位)
   (現在 位)
よろしければ ぽちり とお願いします♪

RECENT POSTS

ABOUT

きーこしょ

Author:きーこしょ
Marylhurst大学,音楽学部音楽療法学科にて4年間のコースワークを修了。現在、有限会社Earthtones Music Therapy Serviceにて音楽療法インターン中。

将来的に脳科学に根拠をもとめた音楽療法を専門としたいと思って、アメリカの4年制大学に留学し音楽療法を専攻しています。

このブログでは、実習の様子や、授業の内容など、アメリカでの音楽療法士育成の現場を、生徒の目線から、留学生の目線から、お伝えしていきます。

このブログが音楽療法に興味のある方、留学を考えている方などのお役に立てれば光栄です。

CALENDAR

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。